みなさんこんにちは!
現役ディーラー整備士でブログを書いている96chanです。
突然ですが、みなさんは
車を買う時に何を理由にお店を選んでいますか?
お店の雰囲気、家からの距離、値段、営業マンとの相性、整備士の質など、色々あるとは思いますが
今回はディーラーで得をする方法を現役整備士の視点から紹介してみたいと思います。
これから新車を買おうと思っている方、
車の購入はしないが、整備をディーラーにだそうと思っている方は
是非この記事を参考にしてみてください!!
そもそも得をするって具体的になに?
そもそも車を購入する際や、整備に出す際に得するとはなにか。
ものすごく簡単に一言でいうと、良い対応をしてもらうことだと思います。
当たり前だと思われると思いますが、これが本当に大事なんです!!
では良い対応とは具体的になにか紹介しますね。
- この人に少しでも安く車を売りたい
- この人と色々な話がしたい
- この人に気に入られたい
- この人の車を直したい
- この人の車を綺麗にしたい
- この人を笑顔にしたい
などがあり、ディーラーで働くスタッフにこのように思わせれば、
あなたがディーラーで接客を受ける際に必ず得をします。
これは絶対に間違いありません。
なぜかというと働いているスタッフも人間だからです。
よく車屋さんや、ハウスメーカーの人なんかに高圧的な態度をとり、
良い対応をしてもらおうとする人がいますが、
このやり方では絶対に良い対応はしてもらえません。
その時だけは、値段が安くなったり追加のサービスを受けられることがあったりは確かにしますが、
裏で必ず悪くを言われますし、最悪の場合は縁を切ろうとしてきます。
何故ならそんなお客様と付き合いをしても、
利益もでないし効率も悪いからです。
よく、あそこの店は対応が悪いとか耳にすることがありますが、
それは店側が付き合いをしたくないからわざとそうしていることが大半です。
ディーラーも慈善事業ではなく、ひとつの会社、組織として
利益をあげなければならないので、手のかかるお客様は極力かかえたくはありません。
しかし良い対応をされる為に、店側の言いなりになってしまうと
必ず足元をみられるので、
されるがままにならないように気をつけましょう。
これは何故必要なのか、これは本当に必要なのか、本当に交換したほうがいいのか等、
わからないことや疑問に思ったことは、納得出来るまで必ずお店の人に聞いてください。
その際に、絶対に高圧的な態度をとらずに
相談するようにきいてみてください。
お店の人も全力で納得できるまで説明してくれるはずです。
何故なら売る側もお客様に納得していただき
気持ちの良い付き合いがしたいからです。
商品や技術を売る側としても、後腐れがあるのは嫌ですからね。
ここまでの話を大前提として、少し掘り下げたお話をさせていただきますね。
車両購入時編
ここからは具体的に車両購入時に得をする方法を紹介します。
しかし私は営業マンではないので、
必ずしもこうというわけではないのでお気をつけください。
まず、みなさんが一番気にされるのは価格だとおもいます。
誰だって同じものを買うなら安いところで買いたいですよね!!
少しでも価格をおさえれそうな方法を紹介します。
購入を検討している車の見積もりをよそのお店でもとる
この辺はもうみなさん熟知されてますよね!
物を購入する際の基本とも言えるでしょう。
よその値段を教えないといくら値下げすれば買って貰えるかが分からないので、
よその見積もり金額を最初は見せないようにしましょう。
すると初めから大きめに値引きをしてきます。
この時も絶対に高圧的な態度はとらずに、
むしろ営業マンとのトークをしっかりと楽しみながら駆け引きをしてくださいww
意外と営業マンは上司から「これだけの値引きまでだ」と言われても、
好きなお客様の為には勝手にそれ以上の値引きをしてしまいます。
それって大丈夫なの?と思われるかもしれませんが上の人間も、
良いお客様に離れていって欲しく無い気持ちがもちろん有り、
自分の部下が一度提案した条件をひっこめて信頼を失うのが嫌なのです。
下取りの車を入れる
二つ目はこれです。
どうやら、新車の値引きよりも下取り価格の引き上げの方が、
今のコロナ禍では特にやり易いようです。
「新車の値引きは5万円しかできませんが、下取り代金を10万円アップします」
みたいなことは営業マンがよく口にしています。
下取りした車は中古車として販売する際に、値段を独自で決められるので
多少の金額の幅は平気なのでしょう。
また買取価格も他所の店でも見積もりをしてもらうのを
忘れないようにしてくださいね。
この二つの方法でかなり価格はお得になると思います。
一言を付け加えるだけで、営業マンをやる気にさせる
車両の購入が決まったら営業マンはそこから保険やらボディーコーティングやらを必ず勧めてきます。
その時にも、要るもの要らないものをしっかりと吟味し、
必要だと思ったものもすんなりと購入するのではなく
「〇〇さんがいうのならこれもお願いしてみようかな」
という言葉をそえてみると、営業マンに恩を売ることができ、購入後の対応も必ずよくなります。
結局、人と人との繋がりを大事にしようってことですよね!!
お客様は大事ですが神様だとは思っていませんから。
車両整備時編
ここからは私の本業でもある整備を受けるときに得をする秘訣を紹介します。
必ず予約をしていく
ディーラーの工場は1日のスケジュールをかなり管理されていて隙間時間は存在しません。
その為、予約なしに急にお客様が来店されてもきっちり診断したいのに、
時間がなくて診断出来ず、曖昧な返答しかできないことに整備士はとても罪悪感を感じています。
整備士をする人って職人気質な人が多く、
お客様の要望にきちんと応えたいとほとんどの人が思っているので
時間を確保してもらえると必ずなんとかしようとします。
なので故障など緊急時以外は必ず予約をすることをお勧めします。
時間がないことを言い訳にしたくはありませんが、
組織の話なのでなんとも出来なくて残念です。
工賃の値下げ交渉はしない
工賃ってよく値下げされがちですが、
さきほども書いたように整備士は職人気質が強い人が多いので、
工賃を値下げするということは自分の技術を安売りしているようなものなので、
かなりやる気を失ってしまいます。
仕事なんだからやる気を失うとかえらそうに言うなよ!と思われるかもしれませんが、
仕事だからこそ自分の技術を売って利益を上げたいという気持ちになるのです。
逆に、工賃に対して何も言わないお客様には、
工賃以上のサービスをしようと思っているはずです。
少なくとも私はそう思っています。
例えば、窓ガラスの撥水をしたら本当はお金がかかるけど、上司に内緒でこっそりしとこうとか、
持込品のレーダーの取り付け依頼だけど、
このお客様はいつも優しくしてくれるから無料で取り付けしちゃうことなどがあります。
なので工賃が高いな、と思っても値切らずに
店側からサービスを提示してくれるようになり結果的にお得になることが多くあるということです。
気になるところ、直して欲しいところはできるだけ詳細を伝える
ちょっとした不具合や異音などが発生した際に、
その時の状況をしっかり伝えることによって
整備士の直せる可能性はぐっと上がります。
例えば走行中に「カタカタ音がするんだよね」とお客様に言われても、
その音が発生した時、どこからその音が聞こえたのか、
速度、道路状況(段差の道なのか等)、気温、なにか警告灯はついていたのか、
エアコンはついていたのか等、
その時の状況をしっかりと説明してもらえると
不具合の再現度が格段に上がり修理の精度もあがります。
ただ単に、「音がしたからみてほしい」とお客様に言われても、
どんな音がどんな時にするのかわからなければ、
「今日は現象が発生しないから解りませんでした」と
言われて終わりになってしまいます。
その時の写真や、動画などがあると再現性があって直しやすいですね!!
整備士やフロントにねぎらいの言葉をかける
「よろしく頼むなー」や「ありがとね」など些細な一言でいいのでかけてあげてください。
そうすることで、整備士やフロントの責任感が声をかけない場合よりも遥かに高くなり、
120%の対応をうけられると思います。
何度も言いますが相手は人なので、
お互いに気持ちの良い付き合いをすれば
必ず得をすることができることを覚えておいてください。
まとめ
いかがでしたか?
精神論から具体的な方法までいくつか紹介しました。
私自身が整備士なので、「それはお前の都合やん」と
思われる内容が多かったかもしれませんが、
実はその通りで相手の都合に合わせて上げることが
結果として一番得ができるということなのです。
これって車屋さんだけではなく、
人間関係を円滑にする上ですべてに当てはまることかもしれません。
今から車を購入しようと検討している方、
整備工場に入庫しようとしている方は是非参考にしてみてください。
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