【プロが解説】エンジンオイル交換の必要性 本当に必要?

メンテナンス

こんにちは、マルガオです。

突然ですが、車に乗っているとよく聞くフレーズで

ドヤ顔男性
ドヤ顔男性

オイル交換はしっかりした方がいいよー。

が、あると思います。

しかし、オイル交換って費用も安くないし、車屋さんに予約をとってーという手間だし、

オイル交換しても特に実感できないしで、なかなか重い腰が上がらないと思います。

なので、整備士歴10年以上の96chanがオイル交換の必要性について

解説していきたいと思います。

この記事でわかること
  • エンジンオイルの交換は本当に必要なのか
  • オイル交換をするタイミングはいつが最適なのか
  • おすすめのエンジンオイルはなにか

車の寿命を延ばす方法についてはこちらから

オイル交換って本当に必要なの?

結論から申し上げますと、オイル交換は車にとって

かなり必要なことになります!

むしろオイル交換さえしていれば、車の調子をある程度維持することができます。

なのでここからは、オイル交換の必要性について解説していきたいと思います。

オイル交換はなぜ必要?

お客様
お客様

オイル交換をしたほうがいいってよく言うけど

本当に必要なのか、いまいち実感がわかないのよ。

こう感じたことのある人も少なくないと思いますので説明します。

オイルの交換時期について

実エンジンオイルって、車を使用すると少しずつ減っていくのです!

そこでトヨタ車の場合、オイル交換の時期が1年、もしくは15000キロ毎

定められています。

しかし、この1年、もしくは15000キロ毎というのは、日常的にオイルを点検し、

オイルを足しながら使用した場合を想定しています。

お客様
お客様

ということは、車を使用しているとオイルが減って、注ぎ足しして使用していれば

交換する必要がないってことじゃないの?

するどいところに気が付きましたね!

しかし、実はそれがそういうわけではないんです。

注ぎ足しではなく交換が必要な理由

エンジンオイルってエンジンの内部に入れて、エンジン内の金属と金属が擦れる部分の

潤滑剤としての役割がメインの仕事です。

しかし、オイルを入れていても金属同士の擦れによる鉄粉が発生したり、

燃料を燃焼した時のカスのようなものが、エンジンの内部にオイルと

混ざって蓄積されていきます。

この鉄粉やカスを、オイルを抜くことによってオイルと一緒にエンジンの外に

排出してやることが必要になってくるのです。

これが、オイルを注ぎ足しているだけではダメな理由です。

お客様
お客様

あーなるほどね。揚げ物の油をずっと注ぎ足ししてたら、

カスがどんどん溜まって、色も悪くなっていくのと同じ様な感じね。

そうです!まさにその感じです!!

素晴らしい例えをありがとうございます。

墓のお客様に説明する際に使わせていただきますww

お客様
お客様

でもそれなら走行距離によって交換時期が設定されているのはわかるけど、

1年で交換しなければいけない理由はなんなの?

それでは次はエンジンオイルの交換時期に、距離だけでなく期間が

決まっているのかを説明させていただきますね。

オイルは走行距離が伸びなくても劣化する!

エンジンオイルは空気に触れると徐々に酸化していき、

本来の性能を発揮することができなくなります。

また、ショートトリップ(1回の運転での距離が短いこと)が頻繁に

行われる車では、エンジンオイルに水分が混入して乳化という現象をおこしてしまいます。

乳化とはエンジンオイルに水分が混ざってクリームのようになってしまうことです。

この乳化もエンジンオイルの本来の性能を発揮できなくなる現象の1つです。

この水分はどこから来るのかというと、

エンジンは大気中の空気を吸入して、燃料と一緒に燃やして、動力を得ています。

その吸入した空気には水分が含まれていますが、

エンジンの熱によって蒸発させています。

しかし、エンジンが高い温度になる前に、目的地に到着しエンジンを

停止させるショートトリップの車は、その水分を蒸発させることが出来ずに

エンジンの中に溜め込んでしまうというわけです。

これらの要因から、走行距離だけでなく期間にも設定が設けられているのです。

お客様
お客様

酸化だの乳化だの、なんだか聞きなれない言葉で難しかったわ。

要するにお肉なんかを冷凍してても、永遠に腐らないという訳では無いってことね?

イメージで言えばそんなイメージで大丈夫です。

またまたいい感じの例えに感謝します!

お客様
お客様

こちらこそ、丁寧に説明してくれて助かったわ。

それで、結局どれくらいでオイル交換をするのが一番いいの?

はい、お答えします!

オイル交換をするベストなタイミングとは?

整備士を10年以上続けている私が考える、オイル交換のベストタイミングはズバリ

半年、もしくは5000キロ毎です。

このスパンでオイル交換を実施できれば、オイルが原因でのエンジントラブルは

防げると思っています(オイル消費やオイル漏れをしている車は除きます)。

なので、1年で10,000キロ使用する方の場合は、

車検と12ヶ月点検の間に1回ずつオイル交換を行えば十分だといえるでしょう。

おすすめのエンジンオイル紹介

ついでに私がおすすめするエンジンオイルを紹介します。

選ぶのに迷ったら参考にしてくださいね。

エンジン性能を最大限に引き出したいならカストロール

どちらも高額ですが性能はとても良いので、こだわりたい方にはオススメです!

オイルの性能が良い為、オイル交換の時期を少し遅らせてもい良いという点と、

排気ガスも綺麗になるという点からSDGsの取り組みとしても良いかもしれません。

あまりお金をかけずに長く乗りたいならトヨタ純正オイル

トヨタ純正オイルとなっていますが、トヨタ以外の国産車にも使用することができます。

オイルにこだわりがなければこちらで間違いないでしょう。

まとめ

オイル交換の必要性について、わかっていただけたでしょうか?

オイル交換は費用もかかるのでもったいない様な気はしますが、

オイル交換を実施していない車は、必ずいつか故障します!

そうなってしまうと、オイル交換以上の費用がかかってしまう可能性があるので、

半年、もしくは5000キロ毎を目安に実施するようにしてみてください。

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それでは、またっっっ!!!

他にも車に関する記事を多数書いていますので、そちらもぜひ読んでみてください。

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